石橋美術館
2001/06/09 久留米石橋美術館別館『オリエントのガラスと陶器』展
道に迷った末に、ようやく辿り着いたそこは見覚えのある場所だった。
木とフェンスに囲まれた広い庭。
それだけが心に残っていた。
今日は青いガラスを見にきた。碧い、というべきかもしれない。
ペルシア、という単語がわたしの興味を引き付けたのと、案内のチラシのデザインのよさが勝敗の決め手だ。
何にせよ、石橋美術館は一人、客をゲットしたわけだ。
そうして、朝早くから気合いを入れて見にいった私は、初夏の日差しをさんさんと浴びながら、
JR久留米駅から三十分以上歩いて石橋美術館、もとい石橋文化センター内に足を踏み入れた。
ホールに図書館、美術館の本館、別館、洋風の庭、日本庭園、喫茶店。
広いが、屋根、日陰、木陰、クーラーはどこやー!!
ベンチや木陰は人、人、人。
蒸し暑いのに皆さん良く遊びに来ますね。
センター内の公園は休日を楽しむ近隣の方でいっぱいだった。
そういえば、アヤメ(ショウブ?)やアジサイが見頃だったのだ。
暑いのに、遠路はるばるやってきたのは私だけではないのかもしれない。
美術館に避難した私は、誰も先客のいない展示品の前に立ってゆっくりと見た。
一対一。
監視カメラはあったけれども、人はいない。
だれも見に来ないのか?満喫してるけどさ。
見終えかけたそのときに、わたしの倍のスピードで回ったらしき親子があらわれた。
象の絵皿、鳥の絵皿、アジア好きなら、たぶん惹かれるだろう。
絵を言葉で説明したって悲しいが伝わらないものもある。むう。
とっても生き生きした鳥や象がお皿のど真ん中にどーんと描かれている。
碧い陶器も良かったが、時間が経って銀化したガラスも美しかった。
てかてか光っている。真珠だとか、貝がらの内側の色、と思ってもらえれば伝わるだろうか。
きっと触るとざらざらしているのだろうけど、見た目は柔らかな色をして、きらきらしていた。
ふいに、ガレを見損ねたゆえに美術館巡りをしているのではないかと思った。
エミール・ガレの展覧会があったら、今度こそは、行きたい。
美術館本館はまたべつにあり、そちらも見た。
郷土の作家で知っている絵もあった。
海から魚を持って帰る絵。
図画工作の表紙だった。
でも大きさは来てみないと実感できないものだと思った。
帰りは百円バスに乗った。十分もせずに久留米駅に着いた。
入場料は本館、別館共通券を買うのがお得。
大・高生は三百円。
一般は五百円。初めてのかたにおすすめです。
06/24 (SUN)記入